神坂雪佳(1866–1942)は京都を拠点とした日本画家・図案家。鈴木松年に学び、尾形光琳らに連なる琳派の意匠を近代的に再解釈し、近代琳派を代表する存在となった。1901年に欧州に派遣されアール・ヌーヴォーの動向を吸収、以後は日本画に加え、染織・漆工・陶芸など幅広い工芸図案を手がける。京都市立の美術工芸教育機関で後進を指導し、地域の産業デザイン振興にも寄与。代表作に多色木版の意匠集『百々世草(ももよぐさ)』(1909–10、芸艸堂刊)。自然モチーフを大胆な構図と清新な色面で示す作風で、国内外の美術館に収蔵・紹介されている。
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