藤井光は、日本の現代美術家/映像作家。リサーチに基づく映像インスタレーションやドキュメンタリー的手法を軸に、歴史叙述、教育制度、博物館・アーカイブ、災害と記憶の問題を批判的に検証する作品で知られる。フランス留学を経て活動を開始し、ワークショップやリ・エナクトメント(再演)を制作プロセスに取り入れ、参加者との共同作業から新たな史観を立ち上げる実践を継続している。代表作に、日本の植民地下における教育を検討する映像インスタレーション「帝国の教育制度」(2017)、福島第一原発事故後の地域と資料の関係を追う「Les nucléaires et les choses」など。国内外の美術館・アートセンターで発表し、社会と美術の交点を鋭く問い続けている。