2026/01/17(土) - 05/10(日)
笹島喜平は、日本の創作版画を代表する木版画家。昭和期に平塚運一に師事し、自刻自摺を貫いた。厚手の和紙に深い彫りと力強い摺り、空摺(からずり)を多用して生む重厚なマチエールと明快な陰影表現で知られる。題材は仏像や能面、民俗的モチーフ、都市・山岳風景など多岐にわたり、静謐で精神性の高い造形として評価を得た。戦前から戦後にかけて各種版画展で発表し、国内外で個展を開催。作品は美術館にも収蔵され、創作版画史における重要作家の一人として位置づけられ…