福原信三(1883–1948)は、日本の写真家・実業家。資生堂の社長を務め、1919年に資生堂ギャラリーを創設し、日本の近代美術支援の重要拠点を築いた。欧米留学で培った審美観をもとに、企業のデザインや広告にアール・ヌーヴォー/アール・デコの感性を導入し、近代的なビジュアル文化を牽引。写真家としては光の階調と柔らかなトーンを重視し、ピクトリアリスムからモダニズムの橋渡し役を担った。代表作に『巴里(パリ)—セーヌ』(1924)、『光とその階調』(1931)など。日本写真史における基盤的存在として、写真表現と企業デザイン双方に長く影響を与えた。
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