2025/04/17(木) - 12/31(水)
岸田劉生(1891–1929)は大正期を代表する洋画家。初期に西欧近代絵画の影響を受けたのち、デューラーら北方ルネサンスに学ぶ緻密な写実へと転じ、独自の重厚な造形と言語化された光の表現で知られる。1915年に草土社を結成し、同時代の写実表現を牽引。雑誌「白樺」に寄稿するなど批評活動も行った。代表作は娘を主題とした「麗子像」連作(「麗子微笑」ほか)や、透徹した観察と構成で評価される風景「切通之写生」など。肖像・風景・静物にわたり、精確なデ…