2026/02/28(土) - 03/22(日)
前田寛治は、大正から昭和初期にかけて活躍した日本の洋画家。二科会などの公募展で頭角を現し、油彩による肖像・静物・風景を主題に制作した。セザンヌ以降の構成的な造形感覚を踏まえ、明快な輪郭と堅牢な量塊表現、抑制された色調で対象の存在感を追究したことで知られる。若くして逝去したが、近代日本洋画の展開に重要な足跡を残し、美術館に所蔵される作品も多い。落ち着いた室内に据えた人物像や、卓上の果物・器物による静物など、端正な構図と確かな描写で評価され…