アンゲリカ・カウフマン(1741–1807)は、スイス生まれの新古典主義を代表する画家。歴史画と肖像画を中心に、古典主題を道徳的美徳の寓意へと洗練して描いた。幼少より父に学びイタリア各地で腕を磨き、1768年にはロンドンのロイヤル・アカデミー創設メンバーとなる(女性ではメアリー・モーザーと並ぶ)。知識人や上流社会の支援を受け、ロバート・アダムの室内装飾にも関与、作品は版画化され広く流布した。代表作に「グラッキ家の母コルネリア(子どもたちを宝として示す)」(1785頃)、「ヘクトルとアンドロマケの別れ」、数々の自画像など。1781年以降はローマに拠点を移し、サン・ルーカ学院員として活動した。女性芸術家の地位向上に大きく寄与した。
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