概要
松江市出身で内閣総理大臣を務めた若槻禮次郎は政治家であるとともに、漢詩や書に親しんだ風流人でもありました。自らの趣味として日常の出来事や社会状況を漢詩で表現し、望まれれば揮ごうしています。本展では、若槻禮次郎が残した印章から、禮次郎の信条を紹介いたします。印章にはいくつかの種類があります。まず、作者の氏名を刻んだ「姓名印」、若槻禮次郎の場合は「若槻禮印」や「若槻禮次郎」と刻まれます。次に本名以外に名乗った号を刻む「雅号印」、禮次郎は号の「克堂」と刻んでいます。最後に「引首印」(または「関防印」)、これは作者の信条や座右の銘を刻み込んだもので、作者のひととなりを示すものになります。本展では、若槻禮次郎が残した印章から、禮次郎の信条を紹介いたします。

